立ち止まって自分を振り返ってみよう

反省することは進歩につながります。自分の日常の行為、行動を一か月に一回でも、あるいは一年に一回でも、じっくりふり返り、よく見つめてみることです。

日常生活がワンパターン化していることも発見できるし、ムダ、ムリ、ムラの非合理性を見出すこともあるでしょう。

ふと立ち止る。そして見る。こうしたことをわれわれはよくしているし、何げない動作の中にもよくあります。

大切なのは「見る」と「観る」のちがいです。

ただ目で追うというのと観察する心を持ってじっくり眺めるのでは大きな相違です。

自分をふり返るとき、前にもこうした失敗をやったことがあったとか、このときは信念のないまま思いつきで行動してしまったとか、そして自分はなぜ改善できていないのか、再び失敗をくり返してしまうのかと観察してみることです。

「疑問を持つ」これです。

疑いを投げかける心を自分自身に、また周囲に抱くことが、新たな発見と、新たに明らかにすべき(たずねる)疑問点を明確にしてくれます。

そして疑問が生じたら心の中にしまわずに、たずねてみよう。

いろいろな見方、考え方、価値観を他人は持っているのだから。

そのとき、虚心に傾聴する姿勢を持ってのぞむこともまた大切だと思います。たえず、自分をリフレッシュして環境に流されない心がけを持つことです。