センスを磨く
最近では、ヤングにしるビジネスマンにしろ、「センスのよさ」ということがしきりに話題にされるようです。
ファッションのセンスに始まって、話し方のセンス、仕事のセンス、音楽のセンスなど、さまざまなジャンルでセンスのよさが求められています。
事実、若い女性に理想の男性像を問いかけてみると、必ずセンスのよさを条件にあげているほどです。
センスとは、日本語でいうと「感覚」というような意味でしょうが、具体的な形を伴っているものでないだけに、「お前はセンスがない」などと言われても、先天的なものだからしょうがない、とただあきらめるしかないようです。
センスは、確かにおいそれと身につくものではありません。
しかし、そうだからといって悲観するには及びません。
「むずかしい問題は、徐々にしかも長い時間をかけて解決しろ」という言葉がありますが、この方法を実践すればよいのです。
一日でみれば進歩のスピードは遅くても、それが半年に、一年になれば、徐々に成果が出てくるはずです。
「ウサギとカメ」ではありませんが、長い時間かかってもつねに努力を惜しまなければ、いつか勝利はわがものとなります。
センスのある自分をめざして今日から頑張りましょう。
はじめは、人まね、ものまねでもいいのです。
本を読む、新聞の社説を読む、スポーツをするなどして、時代の感覚を吸収し、教養を身につけ、話題を豊かにする努力を続ければ、自ずとセンスも身についてくるでしょう。