知識よりも決断力、判断力を

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熊蜂という胴体の太い、うるさく飛ぶ蜂がいます。

肉眼で見てもあの羽根の動かし方は尋常一様のものではありません。

それもそのはず、現代の航空力学によるとあの蜂は絶対飛べないはずだというのです。

しかし、飛べないはずのものが飛んでいるのですから、人間が考え出す理論や技術には限界があるということです。

もちろんその限界は次々に破られてはいきますが。

常識というものもこれと同じことが言えるよな気がします。

だれもが「これはダメだ」「そんなものはもうはやらないよ」「時機尚早だよ」というものでも市場に出れば、常識などふっとばして好評を得ることがあります。

むしろ、ヒット商品といわれるものは常識を無視したところから生まれているようです。

そして、そのあとから、ヒットの分析がなされてもっともらしい原因が見つけ出されますが、それがその後のヒット商品開発に役に立つということ、もあまりあり、ません。

知識をいくらつめこんでも、それを活用しなければ絵にかいた餅です。

また、きびしいビジネス社会の中で生きていればわかりますが、いざというとき役に立つのは知識や常識ではなく、それをもとにした判断力や決断力であることです。

だから、当事者でない部外者や評論家から理路整然とした批判などを聞けば、腹が立ったりすることもあります。

決断力や判断力は知識はもちろん大切ですが、実のある経験をつみ重ねることによって身につけることができます。