さらにもう一歩、仕事を完全に
自分の役割を果たす。
これは働くものにとって当然のことですが、それだけで終わってしまうのではもの足りなさを感じます。
お客様が見えました。
Aさんはお茶を出しました。
それも失礼のないようにていねいにと、彼女は役割を果たしたのです。
また、B君は今週は自分の仕事場の掃除当番です。
朝早めに出社し、チリ一つないようにきれいに掃除をしました。
彼も役割を果たしています。
もちろん仕事においても自分の役目はみんな果たしているわけです。
ここでいいたいのは、さらにその役目をもう一段拡大しようということです。
お茶汲み、掃除も含めて、今している作業をただこなすだけでなく、さらによりよくする工夫はないか、改善すべき点はないかといった気持を持って行なって欲しいのです。
お客様はそのお茶を本当においしいと思っているか、茶碗はそろっているか、急須の悪さから茶托にお茶がこぼれ茶碗とくっつくようなことがないか。
また掃除においても、このロッカーは右側に寄せた方が作業がやりやすい、ここに紙屑カゴを一つ置いた方がいいのではないか等々、気がつくことがあるはずです。
役割を機能させる。
つまり役目を果たしながらさらに改善提案をするよう心掛けましょう。
どんな小さな仕事でも、もう一工夫できる余地はないか。
今までただ漫然とやってきたことに改善すべき点はないか。
今日はそういった新しい視点で自分の仕事を見つめ直してください。