安全標語を守ろう
photo by FUNKYAH
職場には、一等標語などの書き出しで安全に関するものがありますが、標語やスローガン、社訓は決定したからよい、職場に張り出したらそれで終りということが多いように思います。
しかし私たちはそれが出発点なのだと自覚しましょう。
安全標語はより現実的であり、安全の思想が、職場の全員の胸に染み込むものであり、たえず作業の動作や思考の指針となるものでなければなりません。
安全は他人のためのものでなく、自分のためのものであることを認識しましょう。
安全管理の目的は、人間の生命を守ることです。
それゆえ、安全管理の基本は「人」。
です。
皆さん一人ひとりということになります。
この工場の生産の過程で安全が自然に身についていなければ、本物の安全ではありません。
愛情を抱いている家族や、近親者の生命については、人一倍大きな関心を持ち、その安全の確保には全力を尽すのが人間本来の姿ですね。
この職場においても、縁あって一緒に働くようになり、こんなによい人間関係ができています。
このよい人間関係を保って、お互いに忠告しあい、励まし合うなどして、この職場から災害や事故を防ぎましょう。
安全標語も皆さんの仲間が、今日も無事故で家族と共に楽しい夕館を囲んでほしいと言ってくれているのだと思って噛みしめてください。
安全の底に流れているのは、人間尊重、人命尊重の思想でなければなりません。
安全はテクニック以前に思想なのです。