時間に余裕をもった仕事を
「早起きは三文の得」という言葉がありますが、時間の有効な活用によって多くのものを得ることができ、生みだすことができます。
みなさんは大きな道路の上にかかっている歩道橋から川のように流れる車の流れを見たことがあると思います。
時間にもよるでしょうが、だいたい一分間に何台ぐらいの車が通ると思いますか。
ある清涼飲料水の会社で配送乗務員教育として自動車道路の上の歩道橋に立たせて、一分間に何台の車が通るかを数えさせているところがあります。
何のためかというと、もし余裕をもって会社を一分間早くスタートすれば、その台数だけ、あわてなくても追い越したのと同じことになるのだということを教えるためなのです。
せわしない出発は道中にもあせりを感じ、何としても時間に間に合わせたい気持が、むりな追い越しとなって事故を誘発してしまうのです。
私は朝出勤するとき自宅から電車の駅までバスを利用していますが、いつもすごい車のラッシュでふつうの二倍も三倍も時間を食ってしまいます。
そこで朝たった二十分だけ早く家を出て乗るようにしたところ、バスはスイスイ、電車も比較的すいていて、会社に早く着く分だけ余裕をもって仕事にとりかかれるようになりました。
出かけるのをほんのちょっと早めにすればよかったのです。
すべての仕事に共通していえることだと思います。