文章の書き方のコツ
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人たちが手紙を書かなくなった、本を読まなくなったといわれますが、私のところへ上がってくるみなさんの報告書を読んでいても、そのことはよくわかります。
城きれいな文字、うまい文章というのは必要ではありません。
要は、正確に、短く、やさしく、を心がければいいのです。
まず誤字をなくしてください。
内容より先に誤字が目につけば、その文書は信用できません。
余りに多ければ人物まで信用できなくなってしまいます。
漢字を知らないことは恥でもなんでもありません。
恥はそれを調べようとしないことです。
思いこみ、勘違いもあるでしょう。
私が新人のときも言われたことですが、いつが、いったん自分の知識を白紙にして、使う漢字は全部辞書を引くぐらいの心がまえがほしいのです。
そうすれば、自分がいかにモノを知らないか、を知ることができます。
文字はうまい必要はありません。
正確にはっきりと読みやすく、です。
次は文章ですが、できるだけ短くを心がけること。
実務的なものは箇条書きにするのが効果的です。
文章でも意を尽し切れなければ、図やイラストや写真を入れてもいいでしょう。
書き上げたら、自分で読んでみることです。
必ず誤字の一つや二つはでてきます。
さらに音読してみると文章のつながり具合などのおかしな点がわかります。
読む人の顔を思い浮かべながら、書くようにします。
決して一人よがりの文章は書かないことです。
用件を伝えるだけのメモでも同じです。
さっそく今日から気をつけてみてください。