良書は最良の友
「人、一生、一万冊」とは二宮尊徳、福沢諭吉、森村市左衛門等多くの先人達のことばですが、実際読み上げられる人がどのくらいいるでしょう。毎日一冊読み切るとして一年で三百六十五冊、全部で二十七年余はかかるわけです。
その道の学者ならいざ知らず、私たち凡人にはとても読み切れない数字です。
ですが、読書によって私たちは知性と教養を高めることができ、そして豊かな人生につながるということは知っています。
結局、ここで言う一万冊とは、私たち人間は死ぬまで成長の連続だ。生あるうちに完成はないのだ。勉強しよう。そうしてたった一度しかない人生をムダにせず、価値ある一生として過ごしましょうと、教えているのです。
本を読むのが好きな人と嫌いな人がいますが、嫌いという人の多くは、読むキッカケを失っているのだと思います。
手頃な、また身近な読みやすい本から取り組む。その間に次には何を読もうかと心がける。
この習慣を身につけてしまえば、もうあなたはいつしかすばらしい読書の世界には入りこんでいるでしょう。
「良書は友達の中の最良の友」というタッパーの言葉のように、いい本にめぐりあった喜びは大きく、親友を得るのと同じで、自分にとって一生の財産になります。自分で時間をつくって読書の習慣を身につけようではありませんか。